「根性なし」じゃない。精神障害者がどうしても「気合」で頑張れない本当の理由

当時者のリアル

健常者と比べると、精神障害者は明らかに疲れやすいです。私は周りから「疲れてる?」「眠れてないの?」などと心配されることが多々あります。

気合いで頑張れよ!そう思う方もいるかと思いますが、私は過去気合いでなんとかなったことがありません。

私は根性なしなのか。それとも甘えているのか。今回は私が「気合い」でがんばれない理由を考察してみようと思います。

気合いは予備バッテリーのようなもの

前提として、健康な人の「気合」というのは、メインのエネルギーが少し減ったときに使う「予備バッテリー」のようなものなのではないかと思っています。

  • 健康な人: メインバッテリーが十分にあるので、たまに気合(予備)を使ってもすぐに充電して回復できる
  • 私の場合: 障害による特性から無理をしすぎてメインバッテリーも予備バッテリーも、底をついてしまっている→だから頑張れない

なぜ予備バッテリーまで空っぽ?

なぜ予備バッテリーまでもが底を尽きるほど疲れているのか。それはわたしのに原因があります。

わたしは障害者雇用で一般企業に勤めていますが、単純作業がメインです。 単純作業は一見楽に見えますが、実は脳内では以下の2つが同時に起きています。

  • 「脳の低覚醒」(退屈によるエネルギー低下)
  • 「過度な緊張」(ミスをしてはいけないという恐怖)

いわば「アクセルとブレーキを同時にベタ踏みしている状態」です。これではエンジン(脳)がオーバーヒートしてしまうのも無理はありません。

さらに、周囲の雑音や視覚情報、体調不良を言い出せないストレスなどが追い打ちをかけます。終業後にぐったりしてしまうのは、根性がないからではなく、脳のエネルギーを使い果たしているからなのです。

「頑張れない」のは、これまで「頑張ってきた」証拠

私には、気合がないわけではありません。 むしろ「脳を酷使する環境」で、自分を厳しく律して生きてきた結果、バッテリーが空っぽになり、脳が「これ以上動いたら壊れてしまう!」と強制終了(シャットダウン)をかけている状態なのだと思います。

もし今、あなたが「頑張れない自分」を責めているとしたら、それはあなたがこれまで、誰にも見えない場所で人一倍「気合」を振り絞ってきた証拠です。


予備バッテリーを充電するには、時間がかかります。でも、それは決して「甘え」ではありません。いつかまた、自然とバッテリーが満たされる日が来るまで。今は、自分に「お疲れ様」と言ってあげませんか。

kotokoです。双極性障害歴5年目。
適切な治療で平穏を取り戻しつつあります。
「生まれてこなければよかった」という本音を抱えながら、それでも今日をやり過ごしつつ、治療のリアルを綴ります。
好きなものは映画と漫画(とネコ)。
どこかで同じ空を見上げている仲間の力になれば幸いです。
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